伐採から収穫まで2年
国産生しいたけの栽培方法は「菌床栽培」の割合が89%を占めており、おがくずなどを固めた人工の培地でキノコを育てていく方法です。
原田山業が手掛ける昔ながらの「原木栽培」はその名の通り山から伐りだした原木に植菌しキノコを生やしていく自然栽培です。
艶のある茶褐色で色味もよく、肉厚で風味や香りにも優れているのが特徴です。
国産生しいたけの栽培方法は「菌床栽培」の割合が89%を占めており、おがくずなどを固めた人工の培地でキノコを育てていく方法です。
原田山業が手掛ける昔ながらの「原木栽培」はその名の通り山から伐りだした原木に植菌しキノコを生やしていく自然栽培です。
艶のある茶褐色で色味もよく、肉厚で風味や香りにも優れているのが特徴です。
山の木々が色づき始めたら原木を伐採します。紅葉は春に新芽を出すための栄養分を蓄えたサイン。
伐採後は、葉がついた状態で切り倒したまま山で2~3カ月放置します。
しいたけ菌は木材の細胞が生きていると成長できないので、葉がついたままにすることで原木の水分を抜くのです。
2月になると、乾燥させた原木を短く切る「玉伐り」を行います。
梅の花が咲いて、桜の花が咲くまでに原木に穴を開けて植菌します。
植菌した原木は2夏経過後の秋まで山の中の直射日光の当たらない、風通しの良い所で管理します。
1年半かけてしいたけ菌を蔓延させます。
これを「本伏せ」といいます。
翌年秋が近づくと林の中に原木を並べ、発生を待つ「ほだ起こし」を行います。
そしてその秋、つまり植菌した翌年の秋からようやく、しいたけが発生しはじめ、発生から2週間から20日間ほどで収穫の時期になります。
原木しいたけは自然に近い環境で栽培するため、季節の移り変わりを見ながら作業しています。